我が家からブラブラ歩いても3分足らずのところにオオタ商店はある。昔風に言えばよろず屋といった感じの個人商店で、店の広さは平均的なコンビニくらい。
新鮮な野菜、パック入りの肉類、豆腐やコンニャク、レトルト食品、カップ麺、乾物、菓子、酒、たばこ、弁当、おにぎり、パン、トイレットペーパー、不祝儀袋などを置いており、我が家では結構重宝している。
もう2分ほど歩くと大手のコンビニがあるのだが、我が家からはほんの少し遠い点やタバコを置いていないなどの理由から、最近はオオタ商店に行くことの方が多い。今日もさっき行った。
自分がこの街に引っ越してきたのは今から40年近く前で、その時オオタ商店はすでにあったから、今の場所でかれこれ40年間くらい商売をしているのだろう。個人商店受難の時代なのに立派である。
実は、自分がオオタ商店をよく利用するのはもう一つのワケがある。それは店の運営スタッフ。年配の老夫婦と彼らの息子夫婦の4人で運営しているのだが、中でも年配の大奥さんがなかなか良い。
明るくて、愛想がよくて、親切で、おまけにテキパキと手際が良い。まさに『あるべき日本のオバちゃん』といった感じなのである。
大奥さんがレジをやっている時に商品を持っていくと、『暑いわねー。今日は飲料がすごく出るわよ』とか、『本当に寒くて嫌になっちゃう』とか、ほんのひと言か二言だが話しかけてくる。
で、こちらも『こう暑いと全然動く気がしないよ』とか、『本当、今週になってからやたら寒いね』などと言葉を返し、『じゃあね』と言って店を出る。背中に『ありがとうございました』という明るい声が響く。
これが大手のコンビニだとこうはいかない。
新鮮な野菜、パック入りの肉類、豆腐やコンニャク、レトルト食品、カップ麺、乾物、菓子、酒、たばこ、弁当、おにぎり、パン、トイレットペーパー、不祝儀袋などを置いており、我が家では結構重宝している。
もう2分ほど歩くと大手のコンビニがあるのだが、我が家からはほんの少し遠い点やタバコを置いていないなどの理由から、最近はオオタ商店に行くことの方が多い。今日もさっき行った。
自分がこの街に引っ越してきたのは今から40年近く前で、その時オオタ商店はすでにあったから、今の場所でかれこれ40年間くらい商売をしているのだろう。個人商店受難の時代なのに立派である。
実は、自分がオオタ商店をよく利用するのはもう一つのワケがある。それは店の運営スタッフ。年配の老夫婦と彼らの息子夫婦の4人で運営しているのだが、中でも年配の大奥さんがなかなか良い。
明るくて、愛想がよくて、親切で、おまけにテキパキと手際が良い。まさに『あるべき日本のオバちゃん』といった感じなのである。
大奥さんがレジをやっている時に商品を持っていくと、『暑いわねー。今日は飲料がすごく出るわよ』とか、『本当に寒くて嫌になっちゃう』とか、ほんのひと言か二言だが話しかけてくる。
で、こちらも『こう暑いと全然動く気がしないよ』とか、『本当、今週になってからやたら寒いね』などと言葉を返し、『じゃあね』と言って店を出る。背中に『ありがとうございました』という明るい声が響く。
これが大手のコンビニだとこうはいかない。
レジにいるのは大抵アルバイトの学生かフリーターの若者で、客と交わす会話と言えば『箸つけますか』、『温めますか』、『千円からでいいですか』の3つくらい。で、客のほうも 『あー、つけて』、『温めて』、『うん』の3つだ。
東京郊外のコンビニなのでバイトといっても同じコミュニティの住民である可能性が高い。事実、私服姿で歩く彼らと近所ですれ違うこともある。もちろん彼らは挨拶も会釈もしない。それどころか目をそらす。
東京郊外のコンビニなのでバイトといっても同じコミュニティの住民である可能性が高い。事実、私服姿で歩く彼らと近所ですれ違うこともある。もちろん彼らは挨拶も会釈もしない。それどころか目をそらす。
それにしても不思議なのは、この世代は同じコミュニティの住民には会釈すらしないのに、mixiなどネット上のコミュニティサイトだと、会ったことも見たこともない相手とお互いの悩みごとを相談したり、人気タレントの話題などで盛り上がったりする点だ。
時代の変遷とともに、コミュニティという言葉の概念や意味合いが変わり始めたのかもしれない。